防カビ剤とは

カビとは一部の微生物を示す俗称であり、糸状の形態を有する事から糸状菌とも呼ばれます。
カビには植物の根や茎に相当する菌糸があり、茎に相当する菌糸の先端に胞子を形成して繁殖していきます。
微生物の発生、生育および増殖の抑制対象をカビのみとしているのが防カビ剤になります。
製品の製造ないし保管中におけるカビの発生予防から一般消費材全般のカビ発生を防止し製品劣化を防ぐことを目的とします。

防腐剤とは

製品に混入および侵入した微生物の生育、増殖により製品そのものが変質や腐敗を引き起こすことがあり、それらの要因、主に細菌(バクテリア)を制御対象とした薬剤が防腐剤になります。
瞬間的や短時間でのみ効果を発揮する殺菌効果より長期間効果が持続する静菌効果をより必要とします。
製品の生産工程から製品を使用するまでの保存期間中、微生物からの被害や汚染を防ぎます。

工業用途における抗菌剤と防腐剤の違い

工業用においての抗菌剤と防腐剤はともに制御対象とする微生物は主に細菌(バクテリア)となります。
抗菌剤とは、成形品などの樹脂製品やタイルなどの無機製品の表面に発生、生育および増殖する微生物を抑制する薬剤で細菌のみを対象とする薬剤です。
対して防腐剤とは主に水系製品に使用され、液中の微生物汚染による製品の腐敗を防止し、製品劣化を防止する薬剤です。

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